受験勉強のやる気を出すには、大学受験をする意味・目的を考えてみましょう

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受験生の皆さん勉強は捗っていますか。
合格者は語るみたいな集会で、やる気がでない時はどうしますかと聞かれたのを思い出したので、それについて書きます。
人が何かをするのは目的があるからですね。目的がないなら何もしません。
あなたの、受験勉強をする目的は何でしょうか。
もしブレていたら考えてみてください。なんとなくでは、勉強がよほど好きでないかぎり、身が入りませんからね。
一般的に大学受験の目的と言われて思いつくのは、
①就活のため(人生の安牌として)
②その大学で勉強するため
③世間体・プライドのため
④受験そのものが競争として楽しいため
⑤モラトリアムを獲得するため
⑥周りの人を喜ばせるため
このあたりでしょうか。
あなたはどれですか?別に②以外だったらダメなんてことはありません。世間に迎合しなくてもいいので、自分のやりたいようにうまくやってくださいね。
もし目的がないとか、はっきりしないのであればこれから色々と書くので参考にしてみてください。
目的がある人も、目的を増やせばさらにやる気が出ると思いますので、時間があるなら見てみてください。
私はさっき挙げた6つ全部を、大なり小なり目的として持っていたと思います。
一番大きかったのは①ですね。次に②と⑥です。
私のことはどうでもいいのでそれぞれについて思っていることを書きます。
①就活のため
学歴フィルターとか学歴差別という言葉を聞いたことがあると思います。
はっきり言いますが、これらは実在します。
説明会やセミナーに応募するときに入力した大学名で満席か空席か変わるというのは有名な話です。
経済学でシグナリングという用語もあります。
なぜ学歴フィルターが存在するのか、と言うと、企業にはたくさんの応募が行きます。
採用にも人件費がかかります。
一人ひとりじっくり見る余裕はないのです。
学歴と仕事の能力に相関があるかは知りません。仕事と一口にいっても様々な部署がありますし人間関係の相性もあります。
ですが、少なくとも一部の企業は難しい大学を卒業した人から選考を行いたいと考えているのです。
学歴差別の是非は語りません。いくら語っても企業は自分の都合のいいように動きます。
採用はボランティアではないので何も変わりませんし、意味もありません。人を変えたいなら実力行使です(暴力という意味ではありません)。
もし大企業に入りたいなら難しい大学を目指すべきであると私は言います。
ただ、学歴フィルターはあくまで篩であって、学歴は印籠ではないことに注意してください。
高学歴であれば足切りにあうことはないでしょうが、その後採用されるには他の力が必要です。
とはいえ、とりあえず受験生の今は、受験に専念するべきでしょう。
②その大学で勉強するため
文理選択や学部説明会で、自分の興味のあることと言われても分からないと感じた人は多いのではないでしょうか。
そうですね。そもそも大学の学部が何をしているか知らないのですから、分からなくて当然です。
私が今説明できるのは経済学部と法学部のことですので、とりあえずこの二つについて。
経済学とは経済の仕組みや動きをモデル化して分析する学問です。株や税金制度を学ぶものではありません。
これは私の大学の先生が言っていたことですが、経済学は物理学と同じようなことをしています。
物理も、物体の動きのメカニズムを数式で表して調べます。
経済学は数学を使う客観科学ですので、社会科学ではありますが法学や文学とは異なります。
アメリカでは理系に分類されています。
もしあなたが、事実判断と価値判断をきっちり分けた上で価値判断を行うのが好きだったり、
自然科学はあまり好きじゃないけど白黒はっきり付かない人文科学も嫌だ、というのであれば経済学はおすすめです。
割とドライな人、いろんな学問に手を出したい人にも、向いていると思います(ゲーム理論は生物学でも使いますし、私の大学ではイプシロンデルタ論法を習います)。
もし興味がわいたらハイパワードマネーと貨幣量の関係を調べてみてください。
法学は、たくさんの法令や判例をひたすら暗記するだけの学問ではありません。
もちろんそういう面もありますが本質は法の解釈です。
たとえば、卑近な例で申し訳ないのですが、PL法がありますね。「製造物」と何ぞや、というような問題です。
サラダは明らかに製造物でしょう。ではカットキャベツは製造物ですか?キャベツまるごと一玉は製造物ですか?
こんな感じの解釈を考えるのが、法学です。
文言(法学では法の文章そのものをこう言ったりします)の解釈は、当然ですが100%こうだと決められるものではありません。
言葉の辞書的な意味を頼りにしたり、立法者の意思を参考にしたり、法が作られた目的に鑑みたりします。
論理をこねくり回したい人、口がうまくなりたい人、答えの出ない問題に取り組みたい人にはおすすめです。
特に文化相対主義が台頭したポストモダンで、価値観の衝突という自然科学がどうにもできない問題を解決するのはこのような学問の役目です。
また刑法や民法など身近な国内法を学ぶのは「あれはそうだったのか!」というような、もやもやが解消する楽しさがあります。
欠缺補充、予備陰謀、嘱託などの仰々しい漢字がかっこいいと感じる人にもいいと思います(笑)
ところで中には勉強そのものが役に立たないと考えている人もいるでしょう。
私にとっては役に立つ物なので、その理由を話してみます。
医学や経営学などの実学(応用科学とも)が「役に立つ」のは誰でも同意すると思いますので、基礎科学についてです。
高校でやる教科だけでも、現代文は論理、読解力、要約力、教養をくれます。
本文の論理展開を読み取りセンターでは論理がおかしい選択肢を弾き、二次では本文に基づいて必要な要素が揃い論理的に完結した記述を自分で作ります。本文の内容自体も、絶対化と相対化、ポストモダン、弁証法など、よりうまく生きるための思考に欠かせない概念や考え方をたくさん得ることができるものです。
古文、漢文は外国語の学び方と教養を。数学は論理と問題解決能力。理科は論理。地歴公民は教養。
進学を志望しているということは、高校卒業後も勉強が続くということです。今のうちに好きになっておくのもいいと思いませんか。
上で挙げた「論理」「教養」が「役に立つもの」であるかは人次第です。
ですが、人間には自我があります。考えることができます。考えることで自分の気分をコントロールすることもできます。
食えない学問だからといって切り捨てるのは少しもったいないような気がします。
③世間体・プライドのため
世間体、プライド、面子、うだつ、罪悪感、良心。これらはあなたが幸せになるために必ずしも必要なものではありません。
根拠がないからです。世間の価値観は多数決で決まっています。あなたも一つくらいこの常識はおかしい、と思うものがあると思いますが、それと同じです。
もし世間体を振りきれるなら振りきって、自分のしたいことに素直になるほうがおそらく幸せだと思います。
ですが頭でわかっていても感情的に否定出来ないことはありますよね。
否定出来ないのなら忍従しましょう。他に方法はありません。
私は、なかなか否定しきれません。
④受験そのものが競争として楽しいため
これは、あまり書くことがないのですが、きっとテストでいい点をもらって悪い気になる人は極稀でしょう。
もしあなたが、このような快感を味わったことがないのなら、成績を上げやすい英語を少し勉強してみるといいと思います。
私も英語を勉強してから受験勉強がスタートしました。それまでは大学に興味がありませんでした。
あのとき英検を受けていなかったらどうなっていたかと思うと空恐ろしいです。
⑤モラトリアムを獲得するため
モラトリアムと言うと聞こえが悪いですが、大事なことです。
さきほども書きましたが世間に迎合する必要はどこにもありません。世渡りはしやすいかもしれませんが、そんな自分を見失った生き方が幸せとは私は思えません。
自分の本当にやりたいこと、欲していること、幸せの条件を見つけるのは早ければ早いほどいいです。あなたたちには可能性があります。
埋没したまましたいこともできずに生きていては人生が終わるそのとき満足に逝けるか分かりません。
⑥周りの人を喜ばせるため
私も母親のために行く気のない私立を受けましたが(笑)
これは、あまり大きな目的にし過ぎるとまずいです。余計なプレッシャーがかかります。
適度に、母校に錦を飾る!親の誇りになる!と発起するのは、いいことです。
どうでしょうか。何かの助けになれれば、幸いです。
受験勉強はおつらいでしょうが、自分が後悔しないためにも頑張ってください。応援しています。

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